つくづく私はMだと思う

あんまり退屈で なんとなく椿三十郎(織田版)のレビューを見に行ってみた。
700を超えるレビューのうち200くらい流してみた。うんイライラしたいだけのためにw

コメントはろくでもないが「近年稀にみる時代劇の秀作」なんてタイトルがあった。
近年ねぇそうだろねぇ60年代のモノを近年とは言わないわねぇ。
あと辛口以外は概ね「楽しかった/面白かった」が多い。

あたりめーだろ そもそもホンがいいんだよ。誰がやっても話「は」面白いんだよっ。
何も足さない何も引かないそれが必然。贅肉がないのが黒澤のあの頃の映画に
共通しているよね今更言うまでもないけど。
短いには短いわけ。長いには長いわけがある。

黒澤マニアには不評というのは勿論わかるけど 私だって好きではあれマニアと
いうほど黒澤明に思い入れはない。毎日彼の作品見ても飽きない自信はあるけどさ。

このリメイクは敷居が高いと言われることが多いとは思うんだけど 私としては
むしろ敷居が低いと思う。だって黒澤映画を見たことない人ばっかだもん(唖然
いまどきの人は時代劇なんかまず見ることはないだろうから。
くだらねーサラリーマンの色恋絡みや ありえないくらいお花畑全開の仕事っぷりな
ドラマがバブル前あたりから全盛だものね。海猿ですら現場サイドでは怒りを買うw

見たことないものチャンバラが画面を流れるだけでウマイとでも思うのだろう。
たけしの座頭市だってキレイには仕上がってるけど 決してウマクはないもん。
世界のキタノに言う人はいないだろうけど 彼が中堅だったら東映の皆さんに
ズタボロに言われていることだろう(陰では言われてるんだろうけどさ)

まだ核家族が当たり前じゃなかった私の子供時代は 中学生のときに米寿で死んだ
婆ちゃんと同居してたくらいだからイヤっちゅーほど時代劇は見てきた。
えぇ千恵蔵だって見たわさw 殺陣がうまいのは当たり前と思って育ってきたが
近年ではwたまにチャンネル変えてると酷いものを垣間見ることもあるなー。
人としてどうかと思う山城新伍ですら殺陣はうまかったのだ。黒沢年男もね。

ミスキャストとしか言いようもないし リメイクではなくパロディとして ほんと早く見たいや。
そしてもっともっと悪口を言いたいオレがいるw

殺戮後 肩で息をするのが四十歳らしくてというコメントに真剣に殺意を覚えたわ。