まだまだ引っ張るイングロリアス

それだけ久々面白かったんだろうなと自分に思う。

もったいないんだよすべて。あんなに長時間なのに。
自己紹介コーナーが何にも活かされてないのはミーンマシーンみたいなとこはあるけど
ホントくそくだらない邦画のくそくだらないスピンオフなんかより この映画の
スピンオフなるものが作れるものなら是非作って欲しいところ。
印象に残る一人一人を抽出したって1本映画になるぜって感じ。

んでやっとレビューとか拾い読みしてみたけどやっぱりというか。
意外性を語る人は多かったけれど 私としては今回のタラはすんごく教科書通りに
丁寧に紡いだなーというのが感想で 裏切られる場面は一つもなかった。
強いて言えばショシャナのラストかなぁ?とダイナマイツを足に括った二人が放置されたとこ。
まぁこれは後の複線に繋がるから必然となったが このパラドックスは二人を放置後
ブラピからダイナマイツを取り上げて仕込んだとこ。これが逆ならしっくりなのだが。

ナチスのことなんか史実は置いといても詳しく知ってる人なんかいるのかいと。
単純にユダヤ人大虐殺ぐらいの知識で ナチぶっ殺すさいこー!みたいなのが
結構いるんだなこれが。殺戮を好むのであれば別にナチスじゃなくていいじゃん。
なんかこう やったからやられて当たり前みたいなさ正当性を歪んだ形で
持ってる人が多い気がするよ。まるっきりおまいら被害者でもないくせに。

まだまだ色々思うところはあれ 究極はタランティーノはユダヤ人に媚びて次作等の
スポンサー集めをしたいのかなーとか思った。
そして劇中映画でのアメリカ人大虐殺を映し出すことによって整合性を得るみたいな。
まるきりユダヤ人に媚びてるだけじゃなく いずれにせよ同じなんだよという
メッセージであり逃げだよなー。

つーか語る人はたくさんいたけど そもそもヤツの映画にメッセージ性なんか求めんなって話。
無線係が間髪いれず無表情に撃ち殺されるところが真骨頂ってだけさ。

しっかし私の長所再発見。映画見に行くときは一応宣伝のあらすじなど読んだり
たまには先にユーザーレビューなんぞも覗いてから行くのだけど その読んだことを
いざ席に陣取るとキレイサッパリ忘れて『白い私』になれるとこ。
先入観とかなく見れるのは才能? いえいえただ単にアル中の健忘症ってだけかw