子連れ狼の罠にハマってしまった

幼少時一度も見たことないから ちょいと様子見にと見出したら
まんまと嵌ってしまった。今は影の軍団で手一杯なのに。。。
また毎日+1時間取られてしまうw



第一回 子貸し腕貸しつかまつる
初回の割に拝一刀の背景は描かれず 子連れで刺客商売の実務で進行。
なんと生前の喜和子がヒロインなので否が応にも気分は高揚してくる。
武家娘が女郎に落ちてお金を溜めて 一刀に復讐を頼む。


敵役はこれまた生前の岡田英二さん。城代家老杉戸藍物で 喜和子に
横恋慕して婚礼の席で新郎を惨殺しながら喜和子を慰みモノにする。
このシーンが如何にも劇画チックで 小池一夫の手によるものだなと
改めて実感する。まさに小池世界観が表現されてたように思う。


途中これまた生前の(んもう死んだ人ばっかりw)
田中浩さんの素晴らしい馬上演技が味わえる。音効であれ蹄音で早く
走っているようには見えるが それ差し引いても両手放しで二挺拳銃!
それを成敗した後の錦兄の殺陣。返す刀が返すがえすも小気味良い。


その後これまた生前の川合伸旺さんとの殺陣では 鎖分胴で刀を巻かれ
その鞘から刀を抜き取り 投げた刀が「特撮w」で伸旺さんに刺さるw
その後の百姓家での軒下の場面からも楽しい殺陣。
赤座美代子も藍物の女役で出ていて 喜和子をしつこく諦めない藍物に
やきもち妬いて 喜和子とキャットファイトを繰り広げる場面はサービスかw


ラストは城内での大立ち回り。話の筋立ての良さもさることながら
乳母車に槍が仕込んであるんだねーw
最初は無手勝流みたいな槍さばきで錦兄にしては?と思っていたが
その後は引きの映像で見ると素晴らしい弧を描いてたりして やはり
流石は錦兄だのぅと嬉しくなる。


ともあれ休む暇を与えず まさに劇画風で 後から後からグイグイ引っ張る
演出と脚本が凄いなぁと思った。
小池一夫好きじゃないンだけどw そうは言っても彼の作品かなりの数を
読んでいるのは やはり惹かれるもの面白いものがあるわけで。


そして当時は大五郎が嫌いだったけど 大人になって見るとこの子は
こんなに可愛かったっけ具合は秀逸だわー。
錦兄のメイクがどうしても好きになれないけど良い対比かもね。


初回放送としてはこれ以上ないくらいの力作ではなかろうか。
監督は石井輝男さんだったんだね。なんだか凄い腕を見た気分。
お試しのつもりが次も見なくちゃいけないと強迫観念が生まれたもんw
次回以降ちみちみと書いていく予定。