女の好み

緑魔子とか夏木マリとか あーゆー顔が大好き。さて書きそびれてた傷天続本の話。

昭和50年頃の話を30年後に矢作俊彦が続きを書いたってヤツ。
矢作って小説じゃなくマンガの原作の方が私には身近で好きな人だった。
ところがこの「魔都に天使のハンマーを」はいただけませんでした。

なんつーかもうね じいさん無理すんなって感じ。もう爺さんでしょ矢作?
一生懸命今風のことを書くんだけど それがどうにもズレている。
まぁそのズレ具合がまさに「修」とリンクするところなのかもしれないが。

引用するとね(書こうと思ってコピしておいたw
浮浪者になった修が 市役所の浮浪者撲滅プログラム?の公務員と組んで動く設定なのだが その「シャークショ(市役所員の修語)」と 使ったことのない携帯電話を手に
歌舞伎町にてアヤシイ奴を尾行する際に その公務員のヤローがヤクザと会ってる男を称して言う言葉

p133
「それならなおさら間違いない。都庁の人間ですよ。知らない人だけど解ります。
貧乏くさいくせに傲慢そうでしょう。仏文出たのに司法試験を受けようとするタイプ。
そういう微妙な雰囲気って大事ですよ」というくだりがある。

まさに私ら年代の人間がニヤリとするセリフなのは間違いないが いまどきの公務員に
なるような若いもんが言うセリフじゃあない。天変地異が巻き起こっても言わない。

エンジェルビルの当時小さかった大家の娘が大人になって ネットで自分出演でエロサイト配信してる家に転がり込んだくだりで そんなことよりマトモに働けみたいな流れ
(どの口が?w
女が自分などネット難民になるのがオチと言うと 難民をバカにするなと修。
何よりその子の家で冷蔵庫から勝手に何かを食べる設定はありがちだけれど

傷天の例のオープニングで喰らってたものを書いている。

あのさー。。。そうそう金持ちの女の冷蔵庫には魚肉ソーセージなんか入ってないよ。
ありえない。

p232
「そういう難民じゃないのよ。イラクとかコソボとか。ピーピングショーなんて昔からあったじゃない?マジックミラーの小窓からクリネックス持って裸の女を覗くの。あれを電気仕掛けで
やってると思えば云々」

もうね。。。

ひとつだけ言っとく。矢作よ。


そんな覗き部屋とか風俗関係の安い店には間違っても
ク リ ネ ッ ク ス な ん て 高 級 な テ ィ ッ シ ュ ペ ー パ ー は置いてねーよ。

そんなことスティーブンキングだって知ってる(たぶん