仁義シリーズ始めました

よくまぁHDDに保存しておいたものだなぁ我ながらw
5年くらい前だろうかね処理したのは。焼いた段階でも全部見たけれど
例の如くヤクザ映画の馬鹿な面白さと 仁義に関しては広島弁の妙を楽しむ楽しみ。

今までの人生でシリーズを見るのは4回目くらいになるかねぇ。
ここで初めて感想が変わった自分に気付く。そりゃ歳と共に変わるさねぇ。

バイオレンスと広島弁を楽しむのと 昔の東映のトップどころの役者たちを
愛でるということからも 仁義なき戦いというのは良い作品ではある。
ちょっと新伍&千葉ちゃんのためにと思って見出したけど 二人とも出たのは
2本目からだったのね。新伍さんは村岡組の幹部なのに墨も入っていない。
千葉ちゃんの大友勝利はやっぱり秀逸。ゼッタイに係わり合いたくないトンパチ男w

ともあれ1番から最後まで 主役は菅原文太の広能昌三なのである。
子供の頃からこの広能というのは 仁義と情に厚く誰にもこびずへつらわず
やるときゃやりまっせというのが見ているオトコたちのカタルシスであろうと思ってた。

ところが5年前から更にワタシがオトナになったせいか全然変わっちゃった。
この人たちバカばっかりだw 単純に「○○がおまえの悪口言ってたヤーイ」みたいな
そんなことだけで人殺し。なめられたらしまいじゃ=殺し の図式なんだろけど。
いくらなんでも人一人殺すのにもう少し裏取らんかね。ほんとバカスグル。

でもひとつ思ったのは時代背景だったのだろうなーと。人殺しってやっぱそうそう
できるもんじゃないと思うのだけど 当時は終戦間もない混乱期で侠客とは違った
ヤクザというものの原点が形成される土壌が熟していたのかなと。
戦争で殺傷経験を積んだものたちが 敗戦国として傷ついた文無しの男たちが
何の裁量も才覚もない男たちの行き場所というか受け皿として機能してたのかと。
ホント凄くナチュラルに人殺しを楽しんでいるようだもの。

そんなの見て憧れてヤクザ世界に入った 既に教育を受けた戦後派の人間が
そんな簡単に人殺しができるはずもなく それがまた篩いにかけられる線だったかも。

深作は神戸の依頼で広くバカ集めの為の就職宣伝ビデオ作ったんじゃなかろうか。
昌三かっこいいこと言ってるつもりなんだろうけど一番頭わりーものw
やっぱり何処の世界でも頭の悪いやつは使い捨て。老獪な山守にならんと負けだ。