七人の侍こそ見ないが

赤塚不二夫が死んだとき 私も調度黒澤映画をまたまた見ていた。

天国と地獄。たぶん30年以上前に見たきりだと思うけど まったく手に汗握るw
最後までワクワクハラハラドキドキと 現代にこんな気持ちで邦画を見ることのできる幸せ。
こんな映画は数十年邦画にありえない(当社比w)
時代劇とはまた違う 黒澤組の面々が金太郎飴のように出てくる楽しさ安心感。
本当に脚本が良いんだろうなー。プロットの構成が素晴らしい。
ラストは私には少し物足りなさが残ったけどそれが黒澤明好みに変えられたものらしい。

それからこれまた30年以上前に見て且つ最後まで見たことなかった赤ひげ。
何故かと言うと加山雄三が嫌いなんでついつい敬遠してたのよね。
いやはやこれも面白かった。タキさん(野村昭子w)はこの頃からまるで変わらず
二木てるみも団令子もちょっと最初は顔が違うんで判らないほどブー顔。
頭師佳孝も出ている。彼は青春ドラマの頃のイメージが私的には強いのだけど
元々黒澤組のゴヨータチ子役だったのよねー。
何より御大杉村春子が大根でボカボカ殴られるのには笑った。肉体派だわねw

どちらもヒューマニズム満載。人間のイイところがこんな人でなしの私にも気持ち良い。
邦画なんか脚本でしか見せるもんないのに これぐらいのホンをどうして今は書ける人が
いないのだろうね。。。つか求められるのは人気だけある下手な役者か。

それからこのとこ続けて借りてる寺内貫太郎一家へ。
20話にヒデキの友達役で「沖正夫」「高見守栄」という人が出ている。
どっちかわからないけど どっちかが森川正太だった。

後半から石屋の職人で出てるイヤな感じの無口な男がいて 三浦寛二って人だけど
調べてみたらKANOXの人らしく 更に調べたらGONINのEXプロデューサーなんかやってた。
それにしても横尾忠則のヘタさに毎回イライラしつつ 指がキレイだなとは毎回思う。

そして。。。23話だったかな?お祭りで石貫に近所の人たちが集まって酒盛りしている
シーンで妙に目に留まる人がいる。。。
<font size=5 color=#cc0099>ピンクだっ!(笑点の)</font>
三遊亭好楽発見w まるで変わってないからすぐ判った。当時は林家九蔵だった。

それにつけてもこの頃のヒデキはカッコいいなぁ。こりゃ好きになるハズだわと。
ただ昔は無条件で好きだったけど 今聞くと声があまりよくないね。
広島の人なのに東北っぽいイントネーションがかっこ悪く感じる。歌はうまかったのになぁ。