今にしてわかる事実

ハタチ前後のときかな まるで出勤するように行ってた喫茶店があった。
ただただ昼間は漫画を読みつつコーヒーにピザトースト 夜は一升瓶キープという店。
当然日がなマスターや友人たちと駄話を繰り広げるわけだが お約束?で人生の中で
必ず通る話題に「履いているのはブリーフかトランクスか」というお題目がある(ほんとか?

今の子はどうか知らんけど まず昔の男の子はグンゼの白ブリーフから始まったと思う。
そこで高校生以上になって色気づいてくるとトランクスに変わっていくのだと思うのだが
それでも「オサマリガワルイ」という理由で頑なにブリーフを愛し続ける人もいる。
何故なら20代にして100人斬りを豪語する友人はブリーフだったからだ(はい脱線ω

しかしオトナになってからの白ブリーフとは笑われる存在だったりした。
そして誰もが無条件に白ブリーフはグンゼであると思い込んでいたに違いない。ああ違いない。

あるとき川俣軍司の事件があった。そう ブリーフ界の王様。ブリーフといえば軍司川俣。
前段のように ブリーフの蔑称は『グンパン』であった。まさにグンゼのブリーフだ。
ところがこの事件を境に 呼称は変わらないまでも「グンゼのブリーフ」から「軍司のブリーフ」へと
万人の脳内は変遷を遂げたのだ(大袈裟

それから何度の夏が過ぎ 何度の冬が過ぎたことだろう。平成20年5月の今である。
鍼灸院の待合に週刊文春があった。当然ぺらぺらめくってみると50年の50枚の写真とある。
誰もの意識に残る事件の数々。三億円然り三島割腹然り浅間山荘然りカズ三浦然りオウム然りと
懐かしい写真の中にいましたよ川俣軍司も。

目にした途端それに付随する前段の記憶が蘇り 不謹慎ながらも微笑ましくすらある。
いや〜な〜つかしいな〜。。。などとグンパンに集中的に目線が注がれる必然。

ん?なにやら違和感。あれ?え?うそーん?
写真の中で軍司の履いているパンツにロゴが入っている。向かって右側。
そう ブランドロゴとサイズと綿100%とか小さく刷り込まれているアレだ。
父親が長きに渡り まさにグンゼのブリーフまさにグンパンを履いていたから知っているのだ。

文春の中の軍司のパンツ ロゴがどうしてもBVDとしか見えない。。。まさに自我崩壊ω