先達は偉大だ 限られた先達だけど

一番気心の知れた友達ゆえイイとこ悪いとこお互い知っている。つもりだ。

彼の亡くなった親父さん。
私が仕事の合間によく事務所に寄っては駄話していたのだが 時々いた。
「こんにちは〜♪」なんか言っても「うむ」とかまーるで愛想なしw
何かの話をしていると時折ぶっきらぼうに口を挟んでくることもあったが
とにかく頑固なおやっちゃんで結構苦手だった正直言うと(テレ

地元にも彼の家業と同業他社はたくさんあるのだが 実際二代目が家業を継ぎ
繁栄するより現状維持でも私自身はたいしたもんだと思っている。
田舎じゃすべからくボリュームも知恵も枯渇していてウマクやるのは至難の技だ。
大概の田舎の二代目は親の威光に胡坐かいてエラソなこと抜かしてるだけだが。

本来ならば同業の中で考えると彼の会社は上位ではない。
同業の一番のとこは資産5億と考えていたそだが どうやら10億はあるかもみたいな
それすら田舎にしてはたいしたもんだ(それも隠居の婆さんのみの資産でw)

それでも今こうして毎日呑んでいられるのも おねーちゃんと遊んでいられるのも
同業の中で異種の道を親父さんが付けてくれてたからに他ならないよねと。
それなりあの頑固一徹な無愛想なおやっちゃんは先見の明があった商人だなと。
今までも彼の取引先を垣間見るにつけ 今から一から始めたのなら取引なんぞ
まず無理であろうという得意先なのだもの。

丁稚奉公の修行から帰ってきて 彼も親父さんと衝突しつつ思い通りに運ばず
煮え湯を飲んでいたことも見てきた。
流石に死後3年か。私自身が親の問題があり客観的に見てこう思うよと親父さんの
話をすると 彼も今にして(今までだって思っていたろうけど)昨今の状況も含め
親父さんの偉業をきちんと理解しているみたいだ。

日商品出して売れれば売れるほど日に8万ぐらいつつ損失だけど暫し我慢と。
そう言いながらタマの私なんぞとヘラヘラ呑んでるくらいだから余裕アリw
まぁそれぐらいじゃなきゃ自営やっとられんけどなー。

実際ヤツも一人娘がいるだけだし 自分の代で商売閉めるくらいの意識なのだろう
とは思うのだけど それなり残すもん残さないとねぇ。
そんなんで話倒して代行呼んで帰るつもりが まだ一軒付き合わされるw
これまた昔の手下のねーちゃんの店。ここの親父もそらんぱん(プ
つか嫁とケンカしてるから帰りたくなかったのねん。久々男ってそんなもんだなと
なんだか懐かしい気分であった。先に2時にはタクシーで帰ったけどw