きのこる先生なのか?

ツタヤの会社がブックレンタルを始めるという。
このご時世に貸本屋か。意図こそ違え時代は巡るものなのか不思議なものだ。
地方都市を転々とした身としてはツタヤの大きい店舗はおなじみで便利だった。
ハードオフやBスタイルなどとの複合店舗だったら暇つぶしに言うことなす。

ところが東京に来てみると小さい店舗ばかりで品揃えも悪く何より駐車場がない。
車の必要性は希薄ではあれ駅からもそんなに近くなかったりする。
通勤通学経路の途中ならまだしも ビデオ借りるのに態々電車乗るのもアホらしい。

そして今やブロードバンドに宅配DVDレンタルだ。近くに店のない世帯はそういうサービスに
ありがたみは感じるだろう。返送から次発送までのタイムラグは不便だったが
概ね快適に使えたものだ。
通販の隆盛と同じく営業店舗を縮小して地代の安いところに配送センター完備で管理は
企業にも顧客にも相乗効果はあるよなと。

神田あたりはまだ別格だろうけどブックオフのおかげで街の古本屋も姿を消しがち。
それにしたってブックオフの形態での古本販売もぼちぼち頭打ちだろう。
本の価値・思いはあれど実際に今の住宅事情では余程田舎とか広い家でないと
コミックス全巻とか分厚い専門書保持するとか厳しいのが現状で リサイクルという方向に
シフトしてやむを得ないだろう。取っときたきゃ広い家に引っ越せみたいな本末転倒。
たくさん買うお金はあっても たくさん置く場所がないんだもんね。ある意味贅沢。
処分しない限り無尽蔵に増えていくだけなんだ本て。

ツタヤ自身が数年ディスカスにシフトしつつあるところで既存店売上の不振から
次策としてブックオフとは違う貸本という形態にトライするってのは少しいけるんじゃないか?

やはり長年生きてると生活の変化というのはあって 毎週何冊も購入してたのが
毎日喫茶店で読むようになったり挙句に読まなくなったけど それと同じく今では
買わないで漫喫行ったりするんだろう。時世が合えば私もそうしていただろう。
とは言え娯楽作品に限られるだろうから 漫画業界は戦々恐々かもしれないね。
タケカワユキヒデあたり漫画大使とか持ち上げてイベントでも打つんじゃないかω

おかげか今日の株価は反発してる。ただ利益は小さいだろうなと。
世の中全般が贅沢になっているけど それもマスコミの煽りであったり実情は
そんなに楽なものではないだろう。所詮生き残るのはミクロレベルでの集約なのかな。