父逝く

父なんて産まれて初めて彼に対して言う言葉のような気がする(押して知れw)
昨夜も夕方から病院詰め。明け方かと思いきや持ち直すしぶとさにちょっと笑った。

もう時間の問題でいるというのにベッドの両側を挟んで こんなときに何ゆえ口論を
母親としなくてはならないのか私にはわかりません。わかりたくもありません。
一体なんでしょうこの人。宇宙人ですか?ダメリカ人ですか?わかりません。
たぶんそれで親父は明け方逝けなかったのだと強く思います。

逝ったのは11:19 すぐに葬儀社・近所の顔役・そして今朝も病院に来てくれてギリギリに
間に合った従姉妹が迎えるために自宅に先に行ってくれていて連絡網を依頼。
親父と共に帰ると既に近所の人も総出で葬儀の段取りは既に始まっている。
ありがたいこと。ともかくみなさんに御礼申上げ数日間のお願いをする。

とりあえず綺麗ぽくなった家にストレッチャーで運びこまれた親父を部屋に入れた途端
この冷静なオレ様が不覚にも取り乱してしまった。ここまでよく来れたなと。
両親のおかげで今まで置かれていた私への誤解やら境遇やら ご存知の方々には
理解していただいたことが意外性もあるのだが生きてきて良かったと思った。
従姉妹や近所の大好きなおばちゃんが背中をさすってくれた手に涙が出た。

本来 今回の父親の件については田舎の葬儀とはいえ年齢的に葬儀を出す方々も
多くなるだろうし 細かい収支や状況などを参考にして?くらいの感覚で書き出したが
もうモロモロの愚痴でしかならない状況になっていたのが辛かった。

できるだけ客観的に現実を追って書き留めておこうとは思っている。
家に寝かされてから親父の顔が笑ってる。きっとオレ様のおかげに違いない(威張るさ)

もう今朝危ないというとき。意識も朦朧ながらまだ大丈夫かなと思ったとき。
兄弟で生き残りは親父と姉の代々木の叔母なのだが 携帯電話て便利だね。
急には来れない叔母に電話して 最後だから親父に声かけてあげてねと電話口を
耳につけてあげた。わかったみたいだった(私の思い過ごしかもしれないけど)
これだけは近来稀に見る私のGJだと思う。自己満足なんだろうけどさ。
これは父親のためじゃなく大好きな代々木の叔母のために。と今のところは思ってる。