良スレから引用1

そういえば、ここの投稿でも、あるいは世間の話でも、「将来が不安だ」って
言う声が多いな。
たしかに明るい明日がしっかり見える、って状況じゃないかもしれないな。
でもそれは今に限ったこっちゃないよ。昔からいつもそうだった。

それこそ、後になってからは「あのころ生きていた人はいい思いしたんだ」って
いわれるが、今がいいのか悪いのかそのときはわからないし、人間どうしても
悲観と愚痴が先立つから、「この先きっと悪くなる」と思っちゃうんだろうね。

例えば、今でこそあのころは良かったはずだといわれる高度成長期、特に田中角栄
日本列島改造論のころは、給料はうなぎ登りに上昇したが、生活実感としてインフレを
肌身で感じ、青天井のインフレが始まる、庶民の生活はどん底になるって思ったもんな。

まあ、未来はいつも悲観の彼方に存在するものよ。
能天気の楽天家よりそのほうが人間らしいかも(^<^)
だが、本当に悲観するならば、愚痴言ってる場合じゃないし、世の中批判して
始まるもんじゃない。
自分で自分を守って、最低現状を維持する算段を自分の責任と器量でやんなくちゃあ。
しょせん自分は自分で守るもの。人様やお国が守ってくれるものじゃない。
だいたい、お国に守っていただけるほどの価値のある国民じゃないもん、私は(^<^)

冗談は抜きにしても、生きるってことは自己責任だと思う。
自らの知恵と力と、そして運とで生きる以外ないと思う。
アフリカのサバンナで生きるのも日本で生きるのももしょせん同じよ。

私もつい最近、入院したとき、抗がん剤をめぐってあらためてそれをしみじみと思ったな。
私の抗がん剤は健康保険がきかなかった。
すなわち、制度という他者が助けてくれないのさ。
家族は「高い保険料納めてるのに、なんで保険でみてくれないの」って怒っていたが
私は胸のうちで家族の発言を「それはちょっと違うな」と思っていた。

なんか今の世の中は権利の認識が私らと違うのか、「なんで私を助けてくれないのよ!」
って、相手(人様、お国、制度etc)が自分を助けてくれないのがさも悪いかのように
いうが、それはちょっと違うと思うな。 助けてくれるかどうかは相手様次第。