横溝正史リターンズ

某ゆかちのとこで そんな話になったので何年振りかで本棚から引っ張り出し
久々横溝ワールドに入ってみた。

角川文庫が鳴り物入りで文庫化や映画の宣伝打ってた頃に角川でかなり揃えた。
今も時折2時間ドラマ仕立てで古谷一行がやっているけど 当時もTBSで
木曜10時だったかな?一つの物語を時間を掛けて何話にも製作していた。
どれもこれも原作にかなり忠実で丁寧な作りで  当時の10時という時間帯も
相まって 横溝のおどろおどろ&えっちぃワールド全開であったと記憶する。
親の目を盗んでは布団に潜って 見ていたものだ。

その中でも一番印象が強いのが三つ首塔だ。
今でこそ脂が抜けてお洒落な壮年の黒沢年男も 当時はブラウン管から見てる
小学生の私にまで届くような ギラギラしたへろもんを放出していた。

その後 刑事コロンボの声をやった小池朝雄さんも悪役バリバリの人であったが
その魅力を遺憾なく発揮していた。おかげでコロンボに慣れるの大変だったw

ラストで佐分利信の「おとねーっおぉとぉねぇぇぇぇっ!」の慟哭が忘れられん。
原作よりもデキが良かった作品であった。ビデオ化されてる筈なので探さねばと
思いつつ それきりだったのを本を読むことで思い出した。

その後今日は病院坂の首くくりの家を読了。
あまりに一杯読んでいたせいか 結構他の話と錯綜して記憶してたのに気付く。

ハタチ頃かな 近くのオトナを捕まえては「田舎人の狡知と都会人の奸智」について
議論を吹っかけまくっていたのも 横溝の「白と黒」の影響だ。
また暫く 横溝を読み返す日々が始まりそうだ(とわ言え時間ほすい・_・、)グスン

取りあえず今日のところは「ウルトラセブン幻の第12話」を見るとしよう( ̄∀ ̄*)ニヤり☆