川田に王道を見た

週末バタついて やっとZERO−ONE両国大会を見る。
相変わらずZEROーONEの取組表とテレ東の構成は素晴らしいものである。
イイ試合が目白押し。現場行きたかったと悔やまれるほどだ。

今日は川田について語ってみよう。
川田利明全日本プロレスをしょって立つ男。だった。
膝の故障から戦線離脱は長く その間に新日本から全日本にきた武藤やコジらに
居場所を奪われた。と言うか故障で戻れなかったのだが。。。

全日本はジャンボ鶴田やマスカラスの時代が私の中では最後である。
その後のノアの分裂騒動もよく知らないし興味もなかった。私は新日本だった。

川田はノアにも移らず 全日本を守ってきた男なんだろう。
実際試合を見るのは恥ずかしながら今日が初めてだ。
全日本系列の選手は コスチュームに色気がない=ダサイ。
ノアの御大三沢ですら グリーンのロングタイツ。かこわるい。
川田もそう。全日の選手は秋山でさえショートパンツにしてもダサダサだ。
久々「らしくない」のはノアの丸藤くらいのもんだろう。
週プロで川田の身体の固そうな延髄斬りを見ても食指が動かなかった(^^ゞ

だけどね 格好じゃないと思ったよマヂで。川田かっこいいよ。
小川直也のバカの一つ覚えのナックルパンチにもSTOにも払い腰にも
ひるむことなく正攻法で向っていく。これが馬場イズムなのだ。

基本的に昔から全日本というのはベビーフェイスの集まりだった。
その差別化の為に新日本は内部対立抗争図式を打ち出したと言っても過言ではない。
このZEROーONE大会は新日本ひいては猪木イズムの流れでしかないのだが
川田の出場によって プロレスの奥深さをわからせる番付になったと言える。

武藤のシャイニングなど魅せる派手なワザは確かに楽しいし素晴らしい。
しかし川田のストレートな「プロレス」これぞ王道だなと。
質的に純潔な全日本のプロレスを久し振りに見せてもらった気がする。

直也。。。決して嫌いじゃない。むしろ好きだ。
だが村上和成ほどのキレも 他のレスラーのワザも感じられないのだよ。
直也よ きさまはレスラーなのか?格闘家なのか?どっちでもイイけどさ。
プロレスを覚えなさい。あんたのプロレスはつまんねーよ。

しっかし淵のオヤジ余計なことしやがって(笑)