田中はん

昨日「ブー」の話で 前の会社の自己破産田中はんを思い出した。
どーせ稼ぎもないまま動けず いいように社長に使われてるだろうと。

それでも猫も飼ってるし 携帯電話も既に止まっているし
たまには連絡してきなよとは言っていたが音沙汰ないし。
死んでんぢゃないかなと ちょっと心配になって仕事の合間に
四街道のアパートまで行ってみた。

車があるのに家にいない。猫のために裏の窓は開けてあるって話を
以前から聞いていたことがあるので 裏に回ってみるが閉まってる。
居る様子もない。どこか働きにでも行ってるなら良いんだけどなと
ともあれ電話よこせと手紙を書いておいてきた。

さっき電話が。相変わらずロクに食えず家賃も4ヶ月滞納だそうで
今月末に払わないと追い出されるそうだ。
少々仕事の話もして いいかげん他所で違う仕事につきなよと。
だいたい幾つになんだっけ?52だっけ?と聞くと54だと言う。

この先ちょっと目先を変えても同じ業種の仕事でテンション維持して
あと10年以上も営業できるとは思えないよと はっきり言ったった。
目先の金だよ 交通整理でも行って日給稼ぎなよと。

ホント他人様の心配どころじゃないんだけども 明日は我が身。。。
と言うか今でも自分も大差はないのだ。
まだ私は彼より若いし 危機能力もあると自負がある。
だからって他人を面倒見ることはできないし 何の関係もないし。。。

人は凄くイイ人だし まがりなりにも3年以上同じ釜のメシを食った。
やっぱりなんとか老後過ごせるように応援はしたいなぁと思うのである。
だからって菜っ葉の掛け声こじきのかゆでしかねーんだけど。。。

ともあれ今日のところは生きてて良かった田中はん。