雨にも負けず

覚えているだろうか このあとのフレーズを。。。
そうご存知 宮沢賢治なのである。
私もせいぜい「雪にも夏の暑さにも負けぬ」ぐらいが出てくるだけで あとは
一日4合食べたり 病や困った人を助けに行くのだと記憶はアバウト極まりなかった。

たぶん私と同年代の人であれば間違いなく小中学校の国語でやってるはずだ。
注文の多い料理店」は好きで 余波で授業前に「雨にも」を読んだのだが
どちらかと言うと私自身は「坊ちゃん」の冒頭のような性格(^^ゞ
子供の頃は夢も希望もあり 宮沢賢治は「な〜んて辛気くせーこと言ってんだろ」と思ってた。

自分で言うのもなんだが 読みっぱなしにせず昔の本を読み返すのは楽しい。
以前読んだ時と感想が異なっているからだ。それは自分の意識が変わっていることを
如実に示している。自分の中ではそれも「成長」の一部だと思うと楽しいし
また数年後読み返して 自分の成長度合いを探る楽しみも待っておかせられる。

今更読み返すと味わい深いんだな。。。
流石に一日4合なんて食べられないし 藁葺き屋根に住むことも逆に今では難しい。

怒りんぼの私でも 怒りさえしなければストレスもたまらない。
簡単なんだよね。ストレス溜めないための方略を宮沢賢治は説いている。

困ってる人がいたら少しでも助けをしたいとか ケンカを納めたいとか思うが
昔気質の思いでいると それすら様々な意図から難しいのも現状だ。

デクノボーは嫌だけど(笑)ヒトには「おばか」と呼ばれたい。
褒められたくなんかない。つまらないことが出来ても当たり前。
難しいことこなしたなら褒められたいけど(^^ゞ ある意味ほめすぎだよ今の人。

身内がいない以上 他人様しか回りにいない。
そんな人たちの「空気」になりたい。

そりゃ私を嫌いな人なら「空気どころかノイズだ」と言われるだろうが
そうでないヒトには「空気」でいられたらイイなと。

いても苦にならない。いないとちょっとつまんない。
そんな人に私はなりたい。