今回のタレント本

大原麗子 炎のように/前田忠明
嫌いな前田の手によるものだけどドラマ化になるの 止めたのと話題性が先日
あったので図書館予約。大原麗子の悪いところ?を何故か生前に少しだけの
付き合いであった前田が書いているもので 他の方々が大原麗子から受けた
深夜の罵詈雑言等の被害を同列に並べて免罪符にしてるような格好。


ご他聞に漏れずタレント本だから次の本も含め小一時間で読めるのは楽だけど
ここ去年くらいから好んでタレント本を読むようになってからやはり思うのは
本人にしろゴーストライターにしろ筆力が弱いということかなぁ。
勿論プロの作家ではないから仕方がないかもしれないが 一応は芸能人という
表現者として 私小説にしろもうちっと気の利いたこと書けると思うんだけどなー。


大原麗子の弟もドラマ化の件では叩かれていた。
ワイドショー見ないから前後の様子を知らないのでご当人の所作も見たことなく
ドラマ化決定時の2chスレくらいしか判断基準がまるでないけれど眉唾かなぁ。
あんまり評判悪いから この弟さんのことを頭の中で野村沙知代の弟に自動的に
脳内変換していたのに気づいたw だからイメージ悪かったんだ。


あと前田が生前に豪邸を訪れて 真冬なのに暖房も入れてくれなかったと言う。
金銭的な問題に波及はしていなかったけどピンときた。
以前長門南田夫婦の豪邸で一番の悩みは巨大リビングの空調費用だったのを
凄く覚えてるのよね私。吹き抜けだったりするとそりゃ大変みたいな。


別の章で 部屋に動力電源が入っていたから故人が写真やVTR撮影できるように
考えたんだと思うなんてこと書いてあったけど違うよー。
ウチでもそうだったけど 大容量のエアコンは家庭用の電源じゃ動かないから
動力を引かざるを得ないだけの話なのに。当然維持費も更に高くなるだけ。
晩年を思えば長門以上に仕事なんかなかった大原麗子が困っていたというのは
想像に難くない。下世話だけど世田谷のお家は処分すればおつりはくるだろうに。
最終的に前田の言い訳きいて終わりみたいな内容だった。


積木くずし 最終章/穂積隆信
つい先日今更やっと読んだ「由香里の死そして愛・積木くずし終章」の更に最終。
なんだかもう頭大丈夫か穂積?って感じ。それなり売れるだろうし良い作家さんw
今回は自分が騙されて搾り取られた詐欺師が娘の実の父親だったという寓話w
はぁ?としか。。。


積木くずしの本こそやっと最近読んだばかりだけど 当時この子もTVか週刊誌か
何かに出たときに見た記憶が私にはすごくある。
目は落ち窪みエラの張った痩せた顔。あぁどう見ても穂積隆信にそっくりだと
間違いなく感じた記憶はもう20年以上も健在なわけです。これが別種?(プ


最終的にはやはり自分の種に違いないと。DNA鑑定でもなんでもしても自分だと。
だけどもう調べる術はないみたいな逃げ。科学より愛情みたいなw
そしてまるでリアリティもなく処分して既にないという亡き元妻の遺書といい
むしろこれは「小説」として読むべき話だね。質はたいへん悪いけれども。


私的には若い頃に外に作った女に店を持たせたら いつのまにか勝手に処分されて
逃げられたってのが笑えた。イイ頃に権利から女に持たせて買ってやったのか。
中堅の役者にしちゃずいぶんと御大尽だこと(笑


昔の映画を見ていると 本当に穂積隆信はたーくさん出ていて 演技もうまいし
若い頃はキレイだし見直していたけど 私生活はダメ太郎なんだねぇ。残念。