ショーケン三態1

震災でバタバタしてて書きそびれていたショーケン話。
先月はちょっとTV点けると吐きそうなほどショーケン三昧だったのだ。

まず簡単なところから「いつかギラギラする日
これは当時も深作監督で鳴り物入りで作られた東映作品の予定だった松竹作品w
これは奥山和由がまだ元気な頃だから企画が通ったもんじゃないかと思う。

そして私は当時これを見ていない。今回も途中から見た。何故か。
大嫌いな荻野目慶子が出たからです。彼女以外はなんとしても見たい役者揃いなのに
敬遠し続けていたって どんだけ私は荻野目が嫌いなんだw

まっ結局は見ちゃったわけで 嫌いなんだけど荻野目の女優としての能力が凄い
ことは認める。何をやってもこの女は全力でなりきる。
ただ今回のテンパった役は彼女にはちょっと荷が重かったかなと。
ぶっ飛んでる様は凄いのだけど こういう馬鹿女の生態は知らないんだろうなと
良くも悪くも世間知らずを思わせるものだった。女優のテンションは良いけど芯が浅い。
いずれにせよこの女のウザさで見るのやめようかと随時思わせるものだった。

お話としてはたいして面白くはなかったが 久々の大作だったか機動隊のシーンなど
金掛かってるなーと嬉しくなる。八名信夫のシーンはマンガ過ぎてつまらないけど
まぁあんなヤクザもありかなと。何よりジャンキーの芳雄ちゃんが最高にかっこいい。
バスのシーンなどはスタントかな?しょぼかったけど まぁ面目躍如たまらんかった。
木村一八も相変わらずいいね。このまま役者頑張ってればVシネ界の重鎮にでも
なれたものを残念でならない。

そしてショーケン。満身創痍でボロボロの中年の彼と生き生きしてる一八の対比は面白く
ラストの殺し合いもなかなかオツではあったけど やっぱり脚本と若いもんらの
すり合わせが今一合ってなかったかなーちょいダサで ライブハウスのシーンがつまらん。
全体的にたいした作品とは思えなかった。

ラストダンスは私にをショーケンが唄うのだが「いつもの如何にも」なショーケンの唄いかたに食傷。
かっこよいのだけどなんかイヤw
それなりに歳取ったショーケン。年齢的にはかっこいい男なのだろうけどもどうにも
中身が重く感じられない。ソウルを感じない。何故だろう。
単なる役者でしかないからだろうか。好きずきなのだろうけど私は好みじゃないや。

石橋蓮司のくだりは見損なったけど 樹木希林の女房が凄く良かった。