寺さんありがとうの巻

四十九日にあわせて墓誌に戒名を彫る依頼をした。
当日も納骨に来てくれて すぐに他に行かねばならないと挨拶もそこそこで
とにかく請求書出してねと言って別れた。

一向に請求書の類も来ず 時間ができたので昨夜やっと電話してみると。。。
案の定 金は要らないという。これが困る。今後も墓地の管理を頼みたいし
きちんとすることはしてと言えども どうせついでだしそれよりたまに来て
線香でも上げてやれば良いと言う。それやらない人は不幸が訪れるの見てるんだと
細木モードに力説されたりなんかするω

この人には本当に世話になった。
交通事故で救急車で運ばれたときも 親すら来ない。
ベンツ1年半で全損したショックも覚めやらないまま CT室から出ると彼がいた。
天使に見えた。車で突っ込んだ家を直してくれたのも彼だ。
仕事休んでる間も頻繁に連絡くれて 気晴らしに呑みに連れてってくれたのも彼だ。

オレだって昔は散々おまえをあちこち連れ回して迷惑かけたんだからってさ。
それって=散々あちこち連れ回されてご馳走になってるってことなんだよ。
出世払いでイイさと言われるが 私は出世も何も^^;って人間だしなぁ。
それにむしろ寺さんより稼いでいたりしてイイ生活してたワケだしなぁ。。。

墓誌のことだって墓地から重たい石を工場に移動して彫ってまた戻す。
もう完全に作業を伴うし ふつーに石屋に頼んだって10万はくだらない仕事だ。
他人様に借りを作りたくないとやってきてるのに。。。

別の方向で返していくことに決めた。だけどそんな物質は望んでないのもわかる。
でもさ 物質でしか返せないよ寺さん。ありがとうだけどゴメンとしか言いようがなく
すごく嬉しいやら悲しいやら そんな夜だった。