「突破者それから」の感想文?

最近小さい字の本を読むのは苦痛(老眼じゃないんだけど)
定価で小さい字の「突破者」買うのは辞め 少し字の大きい続編をブクオフで買った。

ん〜。。。機会があったらこの本を読んで欲しいなと思った。
まーるで自分の昔の日記を読んでいるようだから(w
ここまで言ってイイのか?というくらい ある程度の地上げの実務を書いてある。
宮崎学自身は「もう時効の話だから」とは言ってるがヒントのエッセンスは満点。
まぁ書いてある通りそのへんの誰でも出来るかと言うと 間違いなくNOだしw

当時の上場企業のヤツラ銀行のヤツラ代議士。クソみたいなヤツがたくさんいた。
こっちも時効だけどw 既にないがアイヌの国を開拓してくよな銀行の某支店長。
いまだTVに出るような不動産の鬼兼借金王。自民党議員や殺された議員。
ゼネコンの親玉や関連会社の子分たち。右も左も侠客も。
もうもうバブルまっただなかの 私ごときでもそりゃ〜楽しい可愛い鬼になれる時代。
そんな中 黒塀の中でそんな人たちと交わってきた。

企業の重鎮が連れてくる新進気鋭の若手サラリーマンが席を外させられるとき相手したり。
料亭なんぞ来たこともない 旨いもんも喰ったことのないような4大出のおぼっちゃん。
当時はイイ大学出て社長のカバン持ちかよと腹の中で笑ったものだ。
そんなヤツラも今では開発本部長とか支社の役付きだ。

だからかなどうしてもそういった会社員をマトモには見れない自分がいる。
普通に気張ってマトモにやってる人もたくさんいるのも解る。解るんだけどね。
クズみたいなヤツラが世の中握ってるのを見すぎてしまった。

まぁ私は私でうま〜く都合よく使われてるコマではあるがω 女だということと
女にしては判断力と折衝力があったためか重宝された。イイ思い出だわな今では。
宮崎氏曰く「レンガ」をそうそう撒けるほどウチの会社にリキはなかったが
大名旅行だ接待場所だと やっぱりやることは一緒なんだなと面白かった。
そして。。。肝心なことはお金で人は変わるということ。
これは本当にギリギリのところ見てない人には機微はわからないと思う。
性善説を取る私でも やっぱりロクなヤツはいね〜と実感してるもの。

並行して悪徳弁護士の話を絡ませてるけど 宮崎氏本人は差異を表象しているが
結局はおんなじ穴のムジナなんだよね。はい私もそーですからω
やるやらないは別でも 今でもガッツリ作った書類は取ってありまっせ(笑
ともかく最高におもしろかった本。