電車の中に忘れられた本

貰って帰ってはこないけどw 窓際テーブルにあったんで手にとってパラパラは見てみた。
著者もタイトルも覚える気さえないが鉄道に関するエッセイ集のようなものであった。

その中で「列車とジェンダー」というタイトルだったかな?を読んだ。
なんでも男女同権の世の中なのに鉄道のイベントに何万人も集まったというのに
女性ファンは延べ8人しか来なかったということだった。

モーターショ-やカーレースにはコンパニオンやレースクイーンなど当たり前に付随してくるし
飛行機にしても古くからスチュワーデス(フライトアテンダントになったんだっけ)
バスにも昔からバスガイドがいた。なのに電車には殆どいない。
統計では鉄道業界で就業しているのは各社とも90%以上が男性だそうだ。
日東紅茶とか社内販売は含まれてない書きっぷりだったけどね)
確かに今の世の中では異様だわねぇ。

これには戦前中後とも鉄道は軍用の意識が高かったために女性を排除してきたことも
要因なんだそうだ。いまだに雇用ロクにしていないようなこと書いてあった。

でも職業と趣味ではまた違うわけで 鉄道ファンに女性の絶対数が少ないことへの考察では
車は助手席という存在があるために異性を招きいれる環境があるからみたいなお話だけど
飛行機やバスだって電車と似たような環境じゃんねぇ。
鉄道オタだって自分が運転するわけでも彼女乗せるわけでもないのに。

単純にメカニズムに対する憧憬なんじゃないかなと私は思うんだけど。
車のエンジンに詳しい女性そう現実にいないし ぶっちゃけ言えば女性の観点だと
ブランドバッグみたいにデザインや価格でしか判断してないでしょ(笑
実際車のメカに詳しいオタが じゃぁすばらしい車に乗ってるかと言えば
そういうわけでもなく軽自だったりするし すばらしい車に乗ってる人が
メカオタかと言えば これまたそうとも限らないし やっぱ思うのは憧憬だなぁ。。。
まぁ価値観は様々なんだけどさ。

声を大にして電車好きだと言うような女性が増えてほしいという締めだったけど
なんかジェンダーでもなんでもない話だなぁと。

そして帰りに特急電車に乗ったおかげで線路脇にカメラ小僧がたくさんいたっけ。
もちろん男の人ばかりでちょっとばかしニヤリとした。