入院初日二日目

3日
朝一病院入り。オペ服に着替え軽い麻酔を打たれてオペを待つ。
開腹手術になったらどうしようと数日凹んでいたけど ちょい腹切り程度に
済んでせめてものヨロコビ。
脊髄麻酔の失敗と痛さは筆舌に尽くせないんで 動脈麻酔で済むのはラク

以前のオペの傷跡が見えないと言われるが おへそから縦にガッツリ切られた
傷跡すごい人よく見るけど 私の場合は「へ〜横切りだったんだ」とか感心される。
そう考えると私は国立でイイ医者に当たったんだなぁと。おなかにガッツリ傷がある
自分などヘンな美意識の強い私には考えられないことだし。

前段階に筋肉注射も打たれるが これが痛いのなんのってあーた。
その後は注射の下手な医者でうまく血管に入らない。
麻酔を血管外して打たないでくれよ。消化しないで暫くしこっちゃうじゃん。
左腕に変えてリトライ。今度は効いてくる。だんだん第五惑星にいるような感じだw

いろんな考えが交錯してくる。幻覚と医者たちの会話がシンクロする。
オペも何度目かだが麻酔も色々で 今ではペインクリニック隆盛だったりで
危ないから大概は意識を残すような処置をするんだが 今回はガッツリ幻覚。
思いが千路に乱れる。笑気ガスのような気持ちよさは勿論ないが(^^ゞ

フト彼方から看護婦が「この人いくつ?」「○○歳」「見えないね若いわね〜」
などと話してる声が聞こえる。フフリw
しかし次には「赤ら顔だね」と言いながら頬を指でこすられてる感覚がある。
本当は履いてちゃいけないんだけど 素足に病院のスリッパ履くのがイヤで
ミュールソックスはOK貰って履いたまんまでいたら「これイイわね」とか
引っ張ったりされる感覚もある。ムダ口叩いてないで仕事しれヴォケ!など
幻覚の合間に憤るw

途中で麻酔が切れたのか痛くなる。声も出せないで頭の中で叫ぼうと思うのが
そのうち腕にまた注射器を刺されてる感覚がある。もちろん痛くはないけど。
ってことは たぶん声を発することができたのだろうと思う。また朦朧。

ベッドで気が付いたのは午後3時頃か。
はぢめてのレーザーメス体験はまったくわかりませんでしたw
しっかし筋肉注射が痛くて右腕は上がらないは動けないは 夜には尿バッグも
外されてトイレに行かねばなのだが フラフラであちこちぶつかる。痛いなぅ。

4日
一日頭が重く まだフラフラしる。午後から傷口が痛む。
起き上がるのも苦痛で今日も寝まくる。折角の三食昼寝付きだが堪能しきれず。