ほぼ毎日

仕事帰りにまだ開店するかしないかの繁華街を歩いて帰ると こいつがいるw
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ある居酒屋の入り口に 通りから背中を向けてたたずんでいる。
お店の人が何かくれるのか 酔客が何か投げてくれるのか それはヤツにしか
わからないけど きっとそうされてるのだろう。
まず毎日と言ってイイほどヤツの背中を見ながら私は帰路につく。
(今日は「ちちちちっ!」と言って振り向いて貰ったw そして少し撫でた)

千葉のおそろしい栄町あたりで 仕事帰りにフラリと立ち寄ろうなんて気は
さらさらないが ヤツがいるのなら少し猫の好きそうなものでもオーダーしつつ
ビールの1〜2本でも呑んでやろうかなと言う気分にさせる。招き猫?
とは言え ヤツは「風来」だからイイのだな。と。

榮町に昔からの飯屋がある。親子丼とか むしろ玉子丼とか書いてある店だ。
ここの前を通ると ガラス戸越しに白猫がモゴモゴしている。
いやぁ可愛いなぁと思いつつ しかし玉子丼を食ってまで白猫を撫でたいとは思わぬ。

先の「オレの背中を見て歩め!」的な猫は ある意味別格だが
飲食店で店内に猫を飼ってる店には行きたいとは思わん。行きたくない。
猫が好きだとか嫌いだとかって次元ではないのだ。飲食業のプロ意識を疑うのだ。

昔の007(だぶおーぜぶんと読めw)でスペクターの親玉が素晴らしいペルシャ
抱いて登場(その際チビスケの私は「あっ!猫ちゃん〜♪」と映画館で叫んだそうだw)

彼も季節の変わり目に猫の抜け毛で悩んだり カシミアのスーツについた柔毛を
イライラしながら手で掻いて取ったんだろうなと(当時コロコロなかったしさw)

日々見るヤツの背中は微笑ましいけれど 人間様に物乞いをするよりは
ゴミの山を漁って 声を掛けるとギロリと睨みつけるよな猫のが高貴ではないかなと。

家猫には求めようがないかもしれぬが どこか腐っても鯛みたいなさ
そんな高貴さナマイキさが猫には欲しい。
物乞いになれると猫嫌いな人にどこかで毒餌喰らうんだ。尻尾振るとこ選べよキミラ。

所詮「いいわいいわ」でいることなんかに「真」などないこと見極めるのだ。