エロとグロの境目

座頭市を見てから昔の日本映画を考えていた。

子供心に勝新太郎の映画が嫌いであった。そう勝新座頭市だ。
大映ならではの泥臭さとも思うが 妙に濡場がしつこくイヤ〜な感じだった。
ヒヒ爺ぃのようなエロさが嫌いだった。

しかし考えてみると女体をベタベタと触る勝新のアレは めくらの必然だなと。
リアリズムを突き詰めていくと 今思うにあのしつこさも納得がいく。

対比としては東映深作欣二の世界と高倉健の世界だなと。
同じ任侠映画でも まったく違う。深作ならではのリアリズムは解るが
高倉健の昔からのストイックな構成と言うのは現実的ではない。
仁義なき戦いシリーズは猿のように見倒したっけなぁと思い出す。面白かったもん。
あれをエログロと取るかどうかは。。。どうなんだろう?(笑)

深作欣二北野武のバイオレンスを「グロ」と取るかどうかは個人差だろうが
高倉健にも求めるのは酷だろうか。まるでおとぎの国の世界の話なんだもん。
あんな聖人君子みたいなヤクザ絶対いないぞ(笑)

まぁどれも「物語」なんだけどさ(^^ゞ

食わず嫌いで見てないのに言ってても仕方がないので 近日中に勝新太郎
「兵隊ヤクザ」でも借りてみようかなっと。
でも多分「座頭市」と「不知火検校」は手が伸びないと思われ(^^ゞ

#今回の座頭市「めくら」連発してたけど アレ放送禁止用語に引っ掛かるんじゃ
 なかったっけ?地上波だいじょうぶなのか?そこだけ「ピー」かな?w

ある人のweb日記が一ヵ月半ぶりに更新されていた。
山アリ谷アリは相変わらずのようだけど 何よりココロが穏やかそうで嬉しい。