カインとアベル
むかしのおとぎばなし。
ヘンデルとグレーテルの魔女だとか 3匹の子豚の狼だとか 山姥だとか。
「食べちゃうぞ〜」と言って 子供たちを食べちゃったり=殺しちゃうのだが
決して「殺しちゃうぞ〜」とは言っていない。
だけど最後は魔女も狼も「焼き殺される」 読者拍手喝采のカタルシスだ。
どう違うんだよ?しかもヘンデルとグレーテルなんか魔女殺して お宝ゲットだ。
よほどタチが悪い。だけどそのタチの悪さが世の中は好むんだろう。
カインに意地悪する神。アベルに同情する民。
神も神だ。あの状態のカインに求めるのは酷だ。と哲学以前のトコで思うw
母親は不妊症であったので私は一人っ子であったが この歳になって思うが
「アベル」が出来ていたら 私は物心ついて「人殺し」という概念が生成される
前であったのなら「カイン」となったであろうと今更思う。
お袋に子供が出来なくて良かったと思うのは 私も親も同じだろう。と思う。
弟や妹の「子供」以前に親がアベル化していたけどな。。。今でもパワーアップ。
尊敬できない人のすべてが私は「アベル」に見えてならない。
だからと言って無差別殺人しよ〜なんて露ほども思わねいけどね(^^ゞ
『アベル』が笑っているのを見るのは苦痛他ならない。私がワガママなんだろう。
できるだけ他人を根底では尊敬しようと思っているのだが 折り合いがつかん今日。