ハンカチ

幼稚園や小学生の頃。
必ず学校に行く前に揃えるのは時間割と共にハンカチちり紙と言われたものだ。

いま思い起こすと手を洗ったたびに こぞってチビたちがハンカチで手を拭いていた。
毎日新しいハンカチを持って学校に行ったものだ。

小学校高学年から中学校に掛けて 私はスヌーピーのハンカチを集めるのが趣味だった。
電車で30分以上かけて都市部に通院していたこともあり 新作が出るたび買っていた。

当時のお小遣い 当然今とは物価が違うが月に3000円ほどだっただろうか。
漫画を含めた本や文房具などは別会計であったから割と貰っているほうではあった。
そう その残ったお小遣いがサンリオ製品に消えていったのだ。特にハンカチに。

今でもそうだが買ったものを使わないタチ。貧乏性なのか使うのがもったいなくて(^^ゞ
未だに一度も使っていない うん十年前のスヌーピーのハンカチが実家のたんすにある。

それからオトナになって数年。フト思ったがハンカチを使うことがない。
外出すればペーパータオルか ブオ〜ってハンドドライヤーはあるし おしぼりも出る。
夏に時折使うのはハンドタオルになってしまった(今更スヌーピーの・笑)

でもバッグの中には入っている。それはまだ「女」らしくしたい気持ちの裏返しかな。
ちょっとした場面でハンカチ使いの上手な方を見るとウットリする。
そして持ってない時に限って「貸して」とか「ちょっとハンカチ持ってる?」と言われて
「あ”〜今日ないや」というと「女のクセにハンカチくらい持ち歩け」言われる。

悔しい(ノ_・。)

時折何かのお返しに頂くことがある。
デパートのパッケージに不思議とステキな折り方をされて入ってる。
シックな花柄 お江戸調 エレガントなレース 大判なもの小判なもの。。。

使わないけど うふふ♪と少しニッコリしてタンスにしまいこみ忘却の彼方へ。

次にお出掛けをするときは 寝ているハンカチたちに少し日の目を見せてあげようかな?