拉致問題もそうだけど。。。

3人の盲人が象をなでて調べる話

一人目の盲人は象の鼻だけに触ったあと 大蛇に似た動物だと断言した。
二人目の盲人は象の耳だけに触ったあと はるか高みに舞い上がる鳥だと断言した。
三人目の盲人は象の房のある尻尾に触り 猫じゃらしに似たものだと断言した。

ある経験を共有したひとりひとりが お互いに違った受け止め方をして
それぞれに別々の教えを、答えを引き出す。

自分の信頼するAさんに「KKK」って何?と聞くとする。
Aさんは「黒人差別主義の白人テロリスト集団のことだよ?」と言ったとする。

ある時に別の信頼するBさんにも聞くとする。
Bさんは「クークラックスクランって 地下で袋貼りの内職するグループのことだよ?」と言う。

違うことを言われるが どちらも信頼のおけるヒト。
聞いた本人は どちらが本当だろうかとコンフリクトが生ずる。

どちらか片方を選ぶかもしれないし テロリストたちが活動の為に袋貼りするんだ(んなこたないが)
事実を自分の都合の良いように歪めて認識する可能性も否めない。

テレビや書籍 今ではネットと情報は氾濫している。
新聞社によってテレビ局によって論調が違うのは何故?
事実だけを伝えるわけではないからだ。その中に情報操作はないのか。
これは北朝鮮拉致問題に限ったことではない。

端的な字面だけを追って判断をくだす。くだした気になっている
「おりこうさん」が如何に多いか。

被害者の家族の気持ちが「わかったような気」になってるヒト。
国交正常化について詳細を「わかったような気」になってるヒト。
ワイドショーを見て芸能人の話をしてるのと大差ないような気がする。

当事者でなければ判らないことを解ったような気になるのは良くないね。
自戒をこめつつ そう思い、ミサイル来なけりゃイイなと呑気に思う。