影同心が終わった


2の方ですけどね。連続していわゆる1からずっと見ていた。
実際1を見たのは今回が初めてかも。お婆ちゃんも見てなかったはず。
当時9時就寝命令のため 茶の間を襖一枚へだてた寝室2台目テレビを
親の気配感じながら布団の中で点けたり消したり2はコソコソ見ていた。

1を子供の頃に見たことあるにしても 大岡越前の吉宗を見慣れていると
このガラの悪い山口崇は自分から排除しただろうは疑いないなw

まだ恒彦の魅力もわからない子供だったろうし金子信雄の殺し方にも
共感できなかったろうなぁ。
当時の金子信雄本妻 世阿弥谷津子さんが本妻役で出てるのも面白いし
氾文雀はすごく可愛らしくてお父さんとの絡みは良いなぁ。

2はリアルタイムで見て以来 何十年と再放送を望んでいたが機会なく
やっと見ることができた。本懐達成とはこのことだ。
昔々山城新伍を愛していた自分が時を経てどう思って見るのかなと。
あまりに感情移入が強すぎて最終回で泣いた事が昨日のように思い出される。

初期の頃あまり出ていない。当時うわさのチャンネルやおとなの時間等
いわゆるバラエティ出演が増えて忙しかったのかなぁと思う。
その後きちんと役どころも増えて 在りし日の姿を眺める。
やっぱり好きだっただけあって イイ顔だなぁと思ってしまう(苦

よく必殺の亜流だなんだと揶揄されることが多い影同心シリーズだが
東映の割には殺伐感が松竹のそれより低い気がする。
絵的にはいかにも東映らしい女性蔑視なエロが際立っているけれど
単に絵面的としか言いようがない。おっぱい放り出してるだけ系w
松竹の必殺の方は絵的には穏やかでキレイだけど脚本のせいなのか
非道な面のイメージが更に強い。

まぁ2の場合は浜木綿子が主役の半分だから緩和されているのかも。
昔から彼女の台詞回しが好きじゃなくているが2はまぁ許容範囲。
黒沢年男もそれなり二の線で売ってた頃だし主水の泥臭さとは違うし。
このエンディングの唄がまた色気があってイイんだ。
いろんな唄い方と魅力を一曲の中に変化して入れてるのが異質。
そしてやっぱり水谷豊はチンピラが似合う。今の彼には身の毛がよだつ。

で、時を経て再会した新伍さん。やっぱり好きだったなぁと改めて。
この頃を越えたバラエティや 50代位から2時間ドラマの主役なんかを
やっていた彼の眉間にシワを寄せて偉そうに能書きを垂れる嫌味な演技が
嫌いになったけど 嫌いになりきれずという日々が続いていた。

山城新伍はたまたま私の幼な心に入り込んでしまったけれど 基本的に
倉岡伸太郎さんとか品川隆二さんとか こう昔の少年剣士的な丸顔の
キリっと可愛い顔が好みだったのだなぁと気付く。

そして最終回はやはり少し泣き BDに全て焼いてお蔵入り。
たぶん見返すことはないだろうと思うけれど新伍さんに対する想いを
これで終えようと思う。