婆さんが脳梗塞になった


覚書

4月2日PM6過ぎ頃 ホームより電話
なにやら左腕が持ち上がらず言葉もおぼつかない
現状でナースに診てもらっている。血圧少し高め。
じゃぁどうするのか?私が今から行くのか病院に連れて行くのか
どうしますか対応しますよと言うと とりあえず様子を見ると言う。
一応報告しておいた方が良い件かと思い連絡しただけとのこと。
では様子を見てこのままの状態なら明日の朝にでも病院に連れて行くかと
言うと ともかく今日はこれでとのこと。

4月3日AM7時代 ホームより電話
夜間は部屋に鍵をかけていたので昨日の連絡後に入れず様子が判らなかった。
今朝入ると言葉も覚つかず失禁していた。病院に行こうと思うと。
ホ)救急車を呼ぼうと思う。
私)それだとどこの病院に連れて行かれるかわかりませんよね
  たらい回されたり とんでもない遠くの知らない病院では困る。
  今迄の掛かりつけ総合病院に連れて行くのなら今から私が向かうが
  (建物から車まで介助しても歩けるor車椅子移動を前提で)
  私の車に乗せて行けることは可能か?
ホ)介助すれば可能です
私)それなら救急車を発動するのは悪いので、じゃぁ今から向いますか?
  小一時間後にはつけると思うので救急で連れて行きましょうか?
ここで何かはっきりしない問答が続き二者択一の話なのに結論が出ず
「少しコーディネイトしてみます」とか言われ再TELとなる。

数分後再TEL
ホ)いつもの掛かりつけは病床が空いていない。しかも脳外科がない。
  心臓手術した病院に問い合わせてみるとERで受け入れると言うので
  救急車で搬送しようと思う。
私)救急車で良いのか?私が連れて行かなくて良いのか?
ホ)病院で落ち合いましょう となる。

こちら(ホーム)が病院と連絡を取ったおかげか救急車はタクシーのように
指定のところに搬送してくれるとは思いもよらなかったので些か驚く。
ホーム「だから」であって 一個人が同様のオーダーを出しても救急車が
受けてくれるのかは疑問。ともあれ行き先も搬送も非常に助かる。


救急車とホームの付き添いの職員は9時半頃到着したそう。
私は駐車場待ちが長くあり9時40分頃到着でERに受付を済ませるが待たされ
処置室に入ったのは10時半近くであった。
概略の説明を受けホーム職員の方とバトンタッチ。

視床の脳内に出血(脳内出血とはニュアンスが違うそうだ)
本来脳の中に循環しなくてはならない水分が出血のために管が圧迫され
循環しなくなり水分が溜まっている。これを予防するために出血部分の
除去と滞留した水分を抜く頭蓋骨にドリルで二ヶ所穴を開けチューブを差し込む手術をする&それに付随する処置の説明を受ける。

その手術の前段階に検査をする。約1時間。待つ。
で検査OKだったので手術室に向かう。約30分待つ。
手術は1時間程度で待合で待つよう指示。約1時間半待つ。
それからSCUという脳卒中専門のICUみたいな病棟に移り数日とのこと。
そこに行くのも更に小一時間待つ。やっと呼ばれて最低限の入院支度を
置いて 簡単な説明と更に術後の同意書などを書き終了。
たぶん車椅子生活になるだろうとの現時点での見解。

自立可能オンリーの老人ホームにて出なくてはならない危険性が顕在化。
特養なり病院なり入る方向を考えなくてはならないのは自明。
しかし右から左へという訳もなく 居場所がなくなる現実に悩む。
介護認定を取る方向でソーシャルワーカー用意しますとのこと。
ともかく認定取らねば仕方がないが 取ったから居場所が決まる訳でもない。

一応ホームに報告。今日に今日これからの話をしてもどうにもならないので
またいずれ相談していきましょうとなるが 一段落終えてから焦燥感募る。
でも焦っても仕方がないやと自戒してもみる。
歳が歳だから歩けなくなるだろう車椅子だろうとは言われたが 少しくらいは
立ち上がれたり 数歩でも歩けたりするかもしれないし。まだ今わからぬ。


特養はどこだってすぐに入れないのは知っているし こういったリハ病院は
入院日数の限度もあることだろう。ホームもとにかく三ヶ月を超えてしまうと
歩行云々以前に出なくてはならない。

そうそう 前回の入院の時に発見したのだがドラッグストアより西友
実はオムツが安い。なので雨だしもう出掛けたくなかったけど買いに。
本当に安い。こんな正に消耗品にお金かけるのイヤだもの。

でもどこかで今回この件をこなしながら また私の経験値が上がって
いくのだなぁとも好まざるとは言え実感している。
さぁ明日はどっちだ。。。という一日であった。

★病名:右視床出血 脳室内穿破
★経過説明
視床出血が脳室内に穿孔しており、水頭症をきたしかけている状態
でしたので、水頭症進行予防目的に手術を施行しました。
手術は大きな問題なく終わりました。チューブを数日間留置し、髄液コントロールがついていれば抜去します。
脳実質が破壊されている箇所に関しては治療はなく、今後リハビリを行っていきます。
肺炎、尿路感染など、入院中の合併症に注意しながら治療をしていきます。
病状が落ち着いていればベッド状況によって転院いただくことがあります。