クリスティのフレンチミステリー

デビッドスーシェが好きじゃないし番組表にガツガツ載っているんで
違う人のものを見たくて楽しみにしていた。
「エッジウェア卿の死」なんて読んだ記憶はあるのに本棚になくて
図書館に行ってもなくて ハタと気付いてウィキったところやっぱり。
ハヤカワ版のタイトルでウチの創元では「晩餐会の十三人」だった。


ってことでこの一挙放送を機に十三人他「書斎の死体」なんかも借りて
読みながら満を持して放映日を待っていた。
オープニングアニメが可愛くて(でも虫眼鏡を持ってあちこち歩くのは
ご存知の方なら丸判りに『違う』こと。灰色の脳細胞と一線を画す)
ちょっと期待は持てたのよ ちょっとだけ。


とりあえず「エッジウェア」30分頑張って見て撃沈後翌日リトライ。
他の人のブログなんか見ると大概が絶賛なのよねー。何故?
プロットも同じだから昔のドラマと比較しながら楽しめるとか
肝心のポワロが出てないがフランスものなので食やエスプリが豊富とか
ワケワカラン擁護論ばかりが引っ掛かる。これがステマというもの?
もしくは私が変なの?だって私だけじゃん楽しくないの。ぜんっぜん。


プロットが同じ。。。て。。。。よく言えるなぁと思うよ。
犯人のやり口のほんの一握りを切り取って「プロット」言われるとねぇ。
とにかく全然違うお話だし 人物の名前は勿論描写もまるきり違う。
すっかり別物の話です。これを楽しめって言われても私には無理。
主役の二人の大仰な所作もキャラクターもまったく好きになれない。
私のフランス嫌いが根強い部分も否めないけど 原作レイプでしかない。


他2作も録画しといたけど「書斎の死体」に限っては主役の刑事が
ベッドで目覚めたら死体が同衾していたという驚愕のオープニングで
もうそれ以上は見る必要ないでしょう?と見ずに消去。イラネ。


そして偶然同日にスーシェ版の「エッジウェア」も録画して見た。
これも相変わらずだけどフランス版を見た後では安定感を感じる。
しかししかし。。。カーロッタアダムスがあんな年増じゃダメじゃん。
もう何もかもそれに尽きる。美人女優もブサイクだったし不合格。
久々にクリスティ再読の日々は楽しいけど ちょっと読み返してみると
何か犯行の動機が薄いなぁと感じること多し。