今日の時代劇考

忠臣蔵
昭和の半ば過ぎまでに日本人として生まれ育ったら まず99%の人は
忠臣蔵のアウトラインくらい知っているだろうし見てると思うのねーw
ご他聞に漏れず私だって何度か見てはいるけどサッパリ覚えはない。
そして時専チャンネルの年末は忠臣蔵だらけというシマツ。
まるで見る気はなかったけど吉良を伊東四朗さんがやったもので
マツケンverのをうっかり見始めてしまった。


これが凄いのよ四朗さん。すごい悪役イヤな爺を好演。
うまいのなんのって流石てんぷくで悪パートやってただけあるとw
四十七士以外の脇役で金田明夫さんが出てたけど長廻しの長台詞が
ものすご素晴らしかった。何やっても金田さんはうまいなぁ。
金田さんのこのシーンは役者冥利に尽きるシーンだったと思う。
内蔵助の嫁役はスーちゃんだった。合掌(泣


そして日々見つつ思うことは一言だけ
マツケンでけー」 この人こんなにカラダでかい人だった?
もうびっくりするくらい並外れて大きいよ。


必殺からくり人血風編 悲恋を葬る紅い涙
山崎努があんまり好きじゃないんで初回放送だけ見たっきり。
今日は何気にTV点けたら鮎川いずみが出てた。やっぱりキレイだわぁ。
んで亭主役が凄く流暢な弁舌で都都逸ながらの台詞多数。
あれ誰だろう?これはたぶん落語家じゃないかなぁ?誰だろう?と
思って調べてみたらやっぱりだ。柳朝さんだった。そりゃ流暢な訳w
なんとも言えない色気なイイ芝居をなさっていた。


で そのまま最後まで柳朝さんを見たかったのであるがどうも先より
「仕事人」系列の殺伐さがイヤで最後のイイとこ敢えて見なかった。
この初回もそうだったけど 仕事人て薄幸の女が強姦された挙句に
殺されるしそれを庇うイイ人も殺されるってパターンが多くてなー
見ててやるせないので 面白い反面いやな気持ちもたくさんで。
そうは言っても見れば良かったなとは思う。敵前逃亡しちゃった。


座頭市物語
今日は辰巳柳太郎がゲスト。サブが梅宮辰夫。
この頃の辰夫は本当にイイ顔イイ男。こりゃモテるよねぇって感じ。
辰巳龍太郎は国定忠治の役。いくらなんでも歳取りすぎた忠治で
なんだかいやになっちゃう。昔からこの人うまいと思わないんだな。


今回に限らないが勝新は主役だけどしゃしゃり出なくて必ずゲストを
立てるのは凄いなぁと思う。
大抵の役者は自分が主役張ってそれがすべて。サブの人はサブの人って
扱いで絶対主役様を演じるが 勝はそれだけはエライなと思う。
だってそもそもタイトルからして勝が主役なのは判っているのだもの
あえて威張ったり大仰な演技をする必要はないんだものなー。
だからこそ余計に勝新の殺陣も引き立つというもの。


ラストで忠治が獄門磔になってたけど国定忠治そういう話だっけか?と
調べてみようと思っちゃうなー。今日のは女房が男作ってたりしたし。
サブちゃん公演で国定忠治見たのも最近なんで話が違いすぎてw


荒野の素浪人2
夕方帰って片付けしながら峠のだんな見るかとTVを点けるとまず声だけ
聞こえてきた。あれれー竜崎さんの声だなこりゃ。。。と思ったらやっぱり。
いわゆるアヤパンのお父さん。竜崎さんの声は一発で判る。独特。