長門逝去で不本意ながらと山口組三代目とか

「拝啓天皇陛下様」を見る。追悼って意味じゃないけど。
基本的に主役は渥美清で そもそも彼を好きじゃなかったもんだから「寅」どころか
私は生まれて初めて渥美清の出る映画を最後まできちんと見たよ。
これも西村晃さんや加藤嘉さんやら珍しく左幸子なんかも出てて楽しめた。
「アホ」ではない藤山寛美がとっても良かったなぁ。
そして長門の役は別に長門じゃなくてイイじゃんて役だった。
このところの松本清張の映画と同じく やけに穂積・積木くずし・隆信が出てるなぁ。

今日この映画を見る前に 昨日「山口組三代目」を見た。
こっちは高倉健主演。これまた私は健さんの映画をきちんと見たことがない。
文太が主役かと思いきや 田岡さんを健さんがやってる。似てると思う。
で見ながら確か昔これ見たことあった記憶が沸いてきた。

これ本当に田岡さんの子分が見たら泣いて喜ぶ作品なんだろうなと思った。
まさにやくざ啓蒙映画w 企業の宣伝用みたいな映画。
これ見たら誰もがやくざになって山口組 ひいては田岡さんの下になりたくなる。
東映山口組ズブズブの映画なんだろう良い意味でw

いずれにせよ どちらの映画もやはり根底には貧困。赤貧。
どちらの主人公も「徴兵」「やくざ」が 今までの虐げられてきた自分の生活より
暮らしやすいという。社会の底辺がここにあるし 底辺でなくともまだ昭和では
貧しさというのは身近にあったものだと思う。だからこそ感情移入の仕様もあるが
もうそんなことも判る人は日に日に死んでいってるんだろう。

私の同級生ですら 親が定職でなく墓守や雑仕事をしたりボロボロの家に住んだり
何日も同じ服を着たり とっても臭かったりなんてのがいた。
嫁に行ったと風の便りに聞いたこともあるけれど あれは差別の対象だった。

長門のように親と女房のふんどしで相撲を取るやつが大嫌いだ。
昔は私も浮気推奨派だったりしたけど それもこれもする器があって初めてって
話でなぁ。。。嫁のふんどしで女遊びするバカはダメだ。セコすぎる。

まぁ自分の親を見ているようで嫌なんだろうと思う自己分析。
ウチの親父は女房のふんどしは履かなかったけどな。
そのクソ女房が親父の親兄弟のふんどし履くということはあったけど。