戦中派じゃないけれど

戦後派というのすら違うし。なんか戦争の話に興味が深くて困る。
仁義なき戦い』をつくった男たちやっと読了。結局殆ど戦争の話でかなり楽しめた。

「お国のため=天皇のため」に戦争をしたわけじゃない。
実際は自らの家族のため周りのため同胞のためという感覚であると。
これがアジア人らしい思考回路なのかなぁとも思ってみたり。

イマドキは戦争よりもテロが人々の意識には強いんだろう。実際身近だし。
もう戦時中の話なんか私なんかの世代以降は興味もないんだろうかなと。

実際ウチの父親ですら昭和8年生まれだし 口では散々戦時中は苦労したようなこと
えらそうに話してはいたが 昔の名士の子ということで生活に事欠くこともなく地域的にも
空襲なども無縁だったろう。玉音放送だって聴いてたんだか怪しいものだ。
たぶん麦飯すら縁がなかったろうよ彼は。

しかしその兄はレイテで戦死し おかげで今その叔父の弔慰金を毎年私が受け取るシマツ。
祖母のダンナは教職だったんで徴兵されなかったが息子が死んでるし戦争被害現役世代。
だからといってそのことを語る人ではなかったが 田舎の家らしく子供の頃から
鴨居にかかる 勲一等や勲二等などの賞状にいろんな人の遺影を見て育ってきた。
威張って話す親父の影響で戦争とはまぁ身近なものだった。

なかなか本当に現場にいた経験者に話を聞くことはなかった。
別叔父の葬儀では止められたにも関わらず戦友が唄を歌ったりもしていた。
ちぃと可愛がってくれた爺さんがいて 一緒に戦友会の旅行に付き合ったこともあるが。
戦中派と知り合いながらも誰もが敢えて話そうとはしなかったからだ。
こんな本のおかげでサワリだけでも話が聞けるのは貴重だなぁと。
まぁこの本 プログラムピクチャーの概念と戦争話で終始という内容だったが私的にグーだった。

だってさ。。。
■85歳妻の暴力に耐えきれず…89歳夫が殺害 (読売新聞 05月19日)
という記事に対して 「更年期か認知か」なんてタイトルの日記があった。

更年期=年寄り って誤った概念しか若いモンは持ってないんだなと。
そんな人たちとは話にもならんよねぇ。時代が違うってのもそうなんだけど
いくらでも知ろうと思うことはできる環境にあるのに いざ知ろうとなどしない。
そんなもの。私だって人のことは言えないけどさ。