ショーケン四態4

傷だらけの天使」リアルタイムで見ていたが オープニングのみ秀逸で 私の中では
あんまり記憶に残るような作品ではなかった。
今回も途中12話から見たが 毎週5話集中放送するのを見るのがかなり苦痛で
早送りしながら見ていたくらい。つまんないんだもん。

今回見て昔も思った感想が「桃井かおりがゲストのものは総じてダメ」ということ。
昔からかおりが好きで何か出ると見るのだが 彼女の客演はどれもホンが悪いのか
つまらない役でもったいないなぁと思っていた。

そして傷天。どうしてショーケンが好きになりきれなかったのか?
そもそもこの話はどれも救いのない話が多かった。子供心にスッキリした結末を望むのは
仕方がないことだけど 大人になった今見てもラストは肯定できてもそこに至る過程が
どうもバラけていて必然がなくて。。。んーなんかつまんない。という感覚。

子供心に好きな岸田森さんも役柄が気に入らなかったり 岸田今日子は昔から
美人女優ではないけど このときは非常に肌が汚かったりちょっとイヤ。
なんというか有り難味のないドラマなのだな私には。

探偵物語」も救いのない話は多かったが ラストは必ずナンシーとカヲリに優作がチューしたり
三樹夫さんや山西道っちゃんと絡んだり笑顔の中に悲哀が滲む設定だった。
むしろ予告で倍賞美津子と一緒に帰るショーケンが特別出演?wなのが面白かったなぁ。

まぁ他の映画やドラマと同じく昔の脇役さんたちを見るのが楽しみってだけかなぁ。
話としては小松方正さんの話が一番面白かった。磯部勉さんもクレジット見て探したら
ホンの端役だったり いずれにせよ折角良い役者さん使っても何か生きてないつーか。

さて ようつべと自伝も読んだ上で なんだかもう一層へんな気分。
私のGSはブルコメにスパイダースとタイガースで 当時盛りの従姉妹達が好きなのはジュリーだ。
ショーケン好きがいたらまた違ったのだろうけど おかげで彼に有り難味がない。
なのでバックボーンが何もない状態で傷天とか見てたから持ち上げようがない。

如何にも2時間ドラマのタイトルみたいな人名の入ったドラマも避けてきたし あまり作品を
見たいとも思わず今まできた。

なんだか子供のままきた人だなぁと。目を剥いて恫喝するサマなど素のまま?
心の弱い人なんだろうかなとそんなことを思ってしまった。
本では自分が自分がと言うが 結構影響されやすく自分が一番筋が緩い感じ。
悪いが大人の男としての魅力は一つも感じないは。
あぁ今判った。この人は根っから可愛がるんじゃなく可愛がられるタイプだからだ(発見