昨夜から屠殺について考える

ちょいと話が話だけに差別ちっくになりそうなので気分悪くしたらゴメン
<a href="http://www.edogawa-u.ac.jp/~hirayama/2001/hen.html">某大学の鶏屠殺実習</a>
この中で比較対照をケンタッキーの鶏としてる子がいる。食生活の貧困さを憂う。。。
こんなお題目がなければ生と死を考えないのかと 発想の貧困さを憂う。。。
「有意義な体験」とレポートに書くには耳障りの良い言葉だ。確かにそうだけどね。

<a href="http://kotoba.fumika.jp/2004/07/tosatsu">屠殺は差別表現?</a>
検索すれば大概のことはヒットするけど これまた検索だけの知識でしか生きていけない
人が増えてるんだなぁと実感。そりゃ詳しいことなどグーグルに載ってるワケないやね。
どんどんモノを知らない人が増えていくのを憂う。。。

漁業でも酪農でも差別などとは遠く世の中には認知されている(例外もあるが)
しかしその先は甚だ不透明で語られることは少ない。

2番めのサイトにもチラと触れられてはいるが 他所ではどうかは知らないが
屠殺場にいる人たちは所謂「下賎な人」と称されることが多い。
端的に言えば「部落」の人であったり 一般的に差別というものを受ける人達だ。
逆に言えば「ふつー」の家の人は 屠殺場に勤めることなどないのが「ふつー」だ。

私の地元では食肉の屠殺場があった。確か官公庁のヒモつきだったと思う。
しかしそこに誰が勤めているのかなどは狭い町なのに一度も聞いたことがない。
アンタッチャブルの世界である。

祖父の教え子が勤めていた為か 時折父親がシメたての肉を貰ってくることがあった。
これが異常なウマさで驚いて 何も判らない子供な私は父親に屠殺場に連れてけと
誰に貰ったんだと 何度も聞いた覚えがある。回答は毎度「だめだ」だった。
「そんなとこは行くもんじゃにゃー」だった。今ならなんとなく解る気がする。

今日子宮ガンの検診で既婚に●をしなかった為に 無言でカードが差し出された。
「性経験がある/ない」この表示もヘンなんだが 少々無言の差別を感じた。
セクハラなどと同じく 感じる感じないは本人の主観しかないのだけど
「結婚」=性経験あり→「未婚」=性体験なしって今時ステレオタイプも限度がある。
まぁ声高に「したことありますか〜?」なんてのもムリなのは解るけど(^^ゞ
日本の陰湿加減ここに見たりって感じ。なくならないんだこういうのは。